Bubbleのノーコード開発者認定試験について詳しい情報をまとめました。この記事では試験の概要、出題内容、効果的な勉強方法、そして特に注意すべき難しいポイントについて解説します。

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試験の基本情報
試験の概要と意義
Bubble Developer Certificationは、2023年7月より開始された公式認定試験です。この試験に合格すると、Bubbleの公式ホームページに名前が掲載され、正式な「バブル認定開発者」となることができます。これはBubbleプラットフォームに対する包括的な理解と高度なスキルを客観的に証明するもので、世界300万人以上のBubbleユーザーの中で取得者は約550名程度と非常に希少性の高い資格です。
試験の詳細
- 試験時間: 3時間30分
- 問題数: 90問
- 合格基準: 80%以上の正答率が必要
- 受験料: 49ドル(約7,000-7,500円程度)
- 証明書の有効期限: 1年間
問題形式
試験では以下の3種類の問題形式が出題されます:
- 多肢選択: 正解は1つのみの選択問題
- 複数の回答: 正解が1つまたは複数ある選択問題
- 穴埋め: 正しい答えを入力する必要があり、一部の回答では大文字と小文字が区別されるので注意が必要
受験方法と注意事項
試験はオンラインで実施されますが、不正行為防止のため監督付きとなっています。受験には以下の準備が必要です:
- ウェブカメラと動作するマイクの接続
- 顔認証のための顔写真の送信
- 写真付き身分証明書の用意
- 個室などでの受験(他の人がカメラに映らないようにする)
- 携帯電話やその他のデバイスを近くに置かない
トイレ休憩は許可されていますが、席を離れると審査のためにフラグが立てられる場合があります。
不合格時の対応
受験料49ドルには、3か月以内の2回分の受験費用が含まれています。そのため、不合格の場合でも3か月以内であれば追加料金なしで再受験が可能です。ただし、購入日から3か月を過ぎると再度支払いが必要となるので注意しましょう。
試験の出題内容
Bubble Developer Certificationでは、以下の7つの大きなカテゴリから網羅的に出題されます:
1. インターフェース
Bubble のUI全体での様々なツール、タブ、設定の使用方法について出題されます。エディタの基本的な操作や各種設定画面の理解が求められます。
2. レイアウトとスタイル
ページのデザインや応答性の高いインターフェイスを構築するためのコンテナ要素とその親子階層、レイアウト設定について問われます。レスポンシブデザインの実装方法も重要なテーマです。
3. フロントエンド機能
ページ上の要素の相互作用やワークフローのロジックの操作について出題されます。ユーザーインターフェースの動作やイベント処理などの知識が必要です。
4. データベースとセキュリティ
公開・非公開の制御方法やアプリのデータを大規模に構築および保護する方法について問われます。データ構造の設計やPrivacyルールの設定など、セキュリティに関する理解が重要です。
5. バックエンド機能
アプリのサーバー側で実行されるワークフローとその動作について出題されます。バックエンドワークフローの設定や非同期処理などの知識が求められます。
6. API
外部APIの接続方法(API connectorの使用方法を含む)や、Bubble アプリのAPI接続設定について問われます。外部サービスとの連携方法の理解が必要です。
7. パフォーマンス
アプリケーションを迅速かつ経済的に実行し続けるためのソリューションの効率的構築と最適化について出題されます。アプリのパフォーマンス改善手法やベストプラクティスの知識が重要です。
効果的な勉強方法
基本的な学習アプローチ
- 出題範囲のカテゴリを全体的に理解する
- 7つのカテゴリすべてをまんべんなく学習することが重要です
- Bubbleの基本的機能を網羅的に触って体験しておきましょう
- 実践的な経験を積む
- 実際にBubbleでアプリを作成してみることで理解が深まります
- 特に苦手なカテゴリについては集中的に実習することをおすすめします
利用できる学習リソース
- オンライン講座
- Udemyの「Bubble初心者コース」など日本語で学べる講座を活用しましょう
- 「事例紹介とミニアプリ作成が一つになったファーストステップ」などの入門コースから始めるのも良いでしょう
- 試験対策ツール
- 「Bubble Cert Prep」などの試験対策ツールを活用すると効果的です
- 実際の試験環境をシミュレートし、試験の形式を反映した多様な種類の問題を解くことができます
- 勉強会への参加
- 「Bubble Developer 認定試験勉強会」などの勉強会に参加して知識を深めましょう
- 他の受験者と情報交換することで新たな気づきが得られます
- 公式ドキュメントの活用
- Bubbleの公式ドキュメントを参照して、各機能の正確な理解を深めましょう
- 英語が苦手な場合はDeepLなどの翻訳ツールを活用することをおすすめします
特に注意すべき難しいポイント
Bubbleの認定試験では、以下の点が特に初心者がつまずきやすいポイントとして挙げられます。これらを重点的に学習しておくことをおすすめします:
1. レスポンシブ設定
Bubbleのレスポンシブデザインは独特の仕組みがあり、初心者がつまずきやすいポイントの一つです。様々な画面サイズに対応するためのレイアウト設定方法を十分に理解しておきましょう。
2. データの取り扱い
データを適切に扱う方法は試験でも重要なテーマです:
- データをGroupやPOPUP、次のページに正しく表示させる方法
- データのリレーション(Bubble独特な方法がある)
- 複雑なデータ構造の設計と操作
3. セキュリティ設定
Privacyルールの設定は情報漏洩を防ぐために非常に重要です。データの公開範囲やアクセス権限の設定方法を確実に理解しておきましょう。
4. パフォーマンス最適化
大規模なアプリケーションを効率的に運用するためのパフォーマンス最適化手法は、上級レベルの知識として重要です。ワークロードユニットの概念や最適化テクニックを学んでおきましょう。
5. API連携
外部サービスとの連携やAPI設定は、実際のアプリ開発でも重要なスキルです。API connectorの使用方法や認証設定などを理解しておく必要があります。
6. 穴埋め問題での注意点
穴埋め問題では一部の回答で大文字と小文字が区別されるため、タイプミスに注意が必要です。正確な表記方法を確認しておきましょう。
結論
Bubble Developer Certificationは、Bubbleのノーコード開発スキルを客観的に証明できる貴重な資格です。日本国内でも取得者は少なく(2024年9月時点で約12名)、この資格を持つことで他の開発者との差別化が図れます。
試験は広範囲の知識を問われますが、計画的に学習を進め、特に難しいポイントを重点的に勉強することで合格を目指せるでしょう。Bubbleは英語のツールですが、最近では日本語の学習リソースも増えてきているので、英語に苦手意識がある方でも取り組みやすくなっています。
3か月以内の再受験が可能なことを活かし、まずは一度チャレンジしてみることも一つの方法です。Bubbleのスキルを高め、認定開発者としてのキャリアを築いていきましょう。