Bubbleパフォーマンス改善ガイド

Bubbleパフォーマンス改善ガイド Bubble
Bubbleアプリのパフォーマンスを劇的に改善する方法を学びましょう!
初心者でも実践できる具体的なテクニックをご紹介します

Bubbleパフォーマンスの基本原則

パフォーマンス改善の鉄則:データ取得量を減らし、シンプルな構造を心がけることが最も効果的です

データ取得に関する重要なポイント

  • 少ないデータほど高速 – 100件のデータと100万件のデータでは、読み込み速度に大きな差が生まれます
  • 軽いデータタイプを選択 – 数値や短いテキストは、大きな画像ファイルよりも高速に処理されます
  • 複数の小さなページ > 少数の複雑なページ – ページを適切に分割することで全体的な速度が向上します
必要最小限のデータのみを取得する検索クエリを作成
すべてのデータを一度に取得してから不要分を除外

データベース検索の最適化

検索とフィルタリングのベストプラクティス

  • データベースレベルでの処理を優先:sort:filterを活用しましょう
  • 高度なフィルターは慎重に使用 – 検索パレットに表示される基本フィルターの方が高速です
  • 連鎖クエリは直列処理 – 複数の検索が順番に実行されるため、最初の検索結果を小さく保つことが重要
search:countsearch:group by:countよりも効率的です。シンプルな表現ほど高速になる傾向があります

ページ読み込み時の動作を理解する

Bubbleページの読み込みプロセス

  1. すべての要素(表示・非表示含む)のコードを送信
  2. 表示されている要素のみを描画
  3. 表示要素に必要な動的データを取得
表示要素が非表示要素のデータソースを参照していると、非表示要素も読み込まれてしまいます

リピートグループの注意点

  • レイアウトスタイルによって読み込みデータ量が変わります
  • ネストしたリピートグループは要素数が掛け算的に増加します
  • セル内の要素数が多いほど描画時間が長くなります

容量制限とタイムアウト対策

ソフトリミットとハードリミットの違い

ソフトリミット
パフォーマンスに影響するが超過可能な柔軟な境界線
ハードリミット
絶対に超えることができない固定の境界線

タイムアウトを防ぐ方法

  • 複雑な処理を小さく分割 – 一度に大量のデータを処理せず、段階的に実行
  • スケジュールワークフローを活用 – 重い計算を裏で実行し、結果を保存
  • 「リストに変更を加える」アクションを慎重に使用 – 大きなリストには「リスト上でAPIワークフローをスケジュール」を推奨
アプリのアクティビティが少ない時間帯に重い処理を移すことで、タイムアウトリスクを軽減できます

容量(キャパシティ)の理解

容量とは、アプリが一定時間内に実行できる「作業量」のことです

容量に影響する要因

  • ユーザーのWebサイト訪問
  • データベースへのクエリ実行
  • サーバー上で動作するワークフロー
  • APIの呼び出し

プランによる容量の違い

  • 無料・個人プラン – 他のアプリと共有リソースを使用(Basic容量)
  • Professional・Production – 専用の予約容量を使用
ログページの容量チャートで、アプリがどれだけ容量を使用しているか確認できます

実践的なパフォーマンス改善テクニック

効率的なデータ操作

1つのアクションで複数フィールドを変更
より効率的で高速
複数のアクションで1つずつフィールドを変更
処理時間が長くなる

再利用によるパフォーマンス向上

  • 同じ検索の自動統合 – ページ内で同じ検索が複数回使われる場合、Bubbleが自動的に1回の実行にまとめます
  • スタイルの活用 – 一貫したスタイルを使うことでパフォーマンスが向上します
  • インデックスの自動構築 – 重い検索を何度か実行すると、Bubbleが自動的にインデックスを作成して高速化します
テキストフィールドにbase64エンコードされた画像など、大量のデータを保存するとパフォーマンスが低下する可能性があります

まとめ:パフォーマンス改善のチェックリスト

  • データ取得量を最小限に抑える
  • 基本的なフィルターとソートを使用する
  • ページ構造をシンプルに保つ
  • 不要なプラグインをアンインストールする
  • 重い処理をスケジュールワークフローに移す
  • 容量使用状況を定期的に確認する
  • 実際にテストして最適な方法を見つける
パフォーマンス改善は継続的なプロセスです。
小さな改善の積み重ねが、大きな成果につながります!
会社紹介

運営:株式会社Spovisor(スポバイザー)

株式会社Spovisorではノーコード・ローコードツールを使ったシステム開発、アプリ開発を実施しています。
要件定義から伴走して支援し、安価・スピーディー・柔軟な開発を行います。無料でご相談もお受けしております。